2014年2月13日(木)レビ21章 祭司は聖なる者


あなたは彼を聖なる者とせよ。神の食物をささげる身だからである。彼はあなたに属する聖なる者でなければならない。わたしはあなたたちを聖別する主、聖なる者だからである。(レビ21:8)

 神はイスラエルの民を、「祭司の王国、聖なる国民」(出19章6節)としてお選びになりました。特にレビ族は、祭司の種族として選ばれたので、彼らを聖別するため祭司職の掟を示しています。

 主は、イスラエルの民が主の前に偶像崇拝という罪を犯したので、聖なる神に近づくために祭司職を設け、アロンとその子らを選びました(1節)。掟のひとつは、親族の遺体に触れたり、頭髪の一部をそり上げたり、身を傷つけたりしてはならず、「神に属する聖なる者であるように、神の名を汚さないようにしなければならない」(6節)と聖なる者であることが求められています。また、祭司の結婚の際に伴侶となる女性について、一定の条件が付けられています。

 祭司が特別な意味で聖なる性質を求められるのは、彼らが民に代わって神に奉仕し、幕屋で仕えるからです。律法は祭司の上に大祭司を立て、年に一度、至聖所で罪の贖いの儀式を行うよう定めました。今は、主イエスこそ、一度で永遠にご自身の民の罪を贖った大祭司です。