2014年3月7日(金) ヤコブ1章 試練の中で聞かれる祈り


あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。(ヤコブ1:5)

 富や名声に価値を置く人たちと過ごす日常の中で、私たちは、自身の信仰生活の在り方を試されます。

 日々に遭遇する「いろいろな試練」(2節)のなかで、留まるべき信仰を選ぶために知恵を願いなさい、とヤコブは教えます(5節)。

 旧約聖書は「主を畏れることは知恵の初め」と説きます(箴1章7節)。願うべき知恵は、偉大な神を仰ぐところに与えられます。神はこの知恵を能力や信仰の優れた人にだけ与えるのではありません。「誰にでも」与えてくださいます。

 私たちが何者であろうとも、出し渋らず「惜しみなく」与えてくださいます。どれだけ、失敗を繰り返そうとも、「とがめだてしないで」与えてくださいます。

 信仰的葛藤のなかで、この偉大な神が、祈りを聞き、あなたが御心を選べるよう、知恵を与えてくださいます。信仰がぐらつくときにこそ、偉大な神の恵み深さに信頼し、主を選ぶ知恵を願い求めたく思います。ヤコブは言います。「そうすれば、与えられます。」