2014年3月13日(木)ヤコブ3章 自分の知恵を吟味する


上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。(ヤコブ3:17-18)

 人と人とが集まる所には、言葉や態度を原因とした、いさかい事が起こりやすいものです。悲しいことですが、教会も例外ではありません。それぞれの人が、自分勝手な考えで振舞うならば、その集まりは、衝突ばかりの混沌とした集まりになってしまいます。

 いざこざを生み出す根元には、欲に従い悪い行いへと向かわせる、この世の知恵があります(15節)。主は、争いが常の世にあって、教会に、主を知る者ならではの考え方、上からの知恵を与えてくださいました。人に対する自分の振舞いが、この世の知恵からのものか、上からの知恵によるものか、吟味したいと思います。神が与えてくださる知恵は、そこに神ならではの特徴を映し出します。純真・温和・優しさ・従順。人への態度となって現れる、自分の考え方が、神に属する、このような特徴を映し出す知恵から生れ出るものばかりだとしたら、なんとすばらしいことでしょうか。

 憐れみと良い実に満ちた上からの知恵を、主が授けてくださいます。平和の実現に励みましょう。