2014年3月17日(月)エズラ8章 祈りつつ歩む


わたしはアハワ川のほとりで断食を呼びかけ、神の前に身をかがめ、わたしたちのため、幼い子らのため、また持ち物のために旅の無事を祈ることにした。わたしは旅の間敵から守ってもらうために、歩兵や騎兵を王に求めることを恥とした。…祈りは聞き入れられた。(エズラ8:21-23)

 捕囚の地からエズラと共にエルサレムに戻った人たちは理想的な人ではありません。けれども、神が備えられた人たちです。紀元前5世紀、約1500人の人たちが家族と共に旅立ちました。荒れ野を通る遠い道のり。盗賊をはじめ幾多の困難が予想される旅路。エズラは、どのように旅を始めたのでしょうか。

 エズラは、真実に神に祈り求めることから始めました。エズラには、異教の王からの篤い信頼があり旅路に必要な物は何でも王に求めることが許されていました。けれどもエズラは、王の軍隊の援助を求めず、ただ生ける真の神に信頼し祈って出発しました。旅路の姿勢も祈りの時と同じです。祈りが終わっても、神に向かう心で歩み続けました。神に向かうとき、持ち運ぶ品物だけでなく、何よりも自分たちが神に献げられたものということが分かります(28節)。

 旅路の途中に敵の攻撃もありましたが、神の御手に守られ、都に到着したのです。欠けがあっても、主のみ前にへりくだり、祈りをもって始めましょう。祈りが終わっても、その姿勢で歩みましょう。祈りは必ず聞かれます。