2014年3月24日(月)列王上1章 思い上がるのではなく


ハギトの子アドニヤは思い上がって、「わたしが王になる」と言い、戦車と馬と50人の護衛兵をそろえた。彼は父から、「なぜこのようなことをしたのか」ととがめられたことが、一度もなかった。彼の体格もまた堂々としており、アブサロムの次に生まれた子であった。(列王上1:5-6)

 英雄ダビデ王も多くの日を重ねて老人となり、その威光も衰えました。そのようなダビデに代わって自分がイスラエルの王となろうとしたのがアドニヤです。彼は父親であるダビデから叱られたことがなく、自分の身体能力にも自信を持っていました。そのようなアドニヤこそが王にふさわしいと彼を支持する者もいました。

 しかし、彼の即位計画は成功しませんでした。次の王として定められたのはソロモンでした。それが何よりも神の御心、神の計画だったからです。

 聖書は、アドニヤが王になろうとしたその動機が彼の思い上がりにあったことを伝えています。自分の力を過信し、思い上がりや高慢によって神の御心を無視することは罪です。そして、そのような罪に基づく人間の計画は決して成功することはないのです。

 思い上がりや高慢ではなく、へりくだりや謙遜をもって神の御心に従おうとする姿勢こそ神の喜ばれるものなのです。イエス・キリストはまさにその模範を私たちに示してくださいました。私たちも神の前に謙遜な思いをもって歩みましょう。そうすれば、神は私たちの立てる計画を祝福してくださるでしょう。