2014年4月16日(水)列王上15章 愚かな王と賢い王


アサは、父祖ダビデと同じように主の目にかなう正しいことを行い、神殿男娼をその地から追放し、先祖たちの造った偶像をすべて取り除いた。(列王上15:11-12)

 南ユダ王国の王であったレハブアムが死ぬと、その息子のアビヤムがユダの王として即位しました。この人の治世は三年でしたが、罪から離れませんでした。歴代誌下13章には、アビヤム(歴代誌ではアビヤ)の時代にユダの人々が主に依り頼み、主がアビヤムを助けてヤロブアムに勝利したことが記されています。アビヤムは、罪を犯し続けた部分と、悔い改めた部分と両面あったのでしょう。彼の治世はしかし、三年で終わります。

 次に、息子のアサが王に即位しました。ソロモンの後、レハブアム、アビヤムと偶像礼拝を重ねてきたユダ王国に、久々に主に立ち帰る王が与えられました。彼は父祖ダビデと同じように主の目にかなう正しいことを行いました。偶像を取り除きました。

 今も異教社会に生きる私たちには、さまざまな偶像の誘惑があります。ユダもイスラエルも偶像礼拝のために国は破れ、滅亡の危機にさらされます。歴史を支配される神を畏れて、偶像礼拝と戦い、為政者たちのために祈りましょう。