2014年5月4日(日) 詩編57編 あなたのみ翼の陰で


憐れんでください
神よ、わたしを憐れんでください。
わたしの魂はあなたを避けどころとし
災いの過ぎ去るまで
あなたの翼の陰を避けどころとします。(詩編57:2)

 ダビデは今、サウルの手を逃れて洞窟の奥にいます。彼は大きな迫害の火の中で、その身も魂も苦しめられています。しかし、彼には大いなる慰めがありました。それは彼がそのただ中で決して一人ではないという慰めでした。実に、その現実の中にも、主が共にいてくださる。そのことが、彼にとって慰めでした。

 ダビデはここでこう告白します。「わたしの魂はあなたを避けどころとし、災いの過ぎ去るまで、あなたの翼の陰を避けどころとします」と。

 彼はまさに、限りなく弱い、力のない雛のような存在でした。けれども彼には慰めがありました。それは、いつも主が共におられるという慰めでした。どこにでも主が共におられるという慰めでした。そして自らに力なき者を、ご自身の驚くべきみ力によって絶えず守り支えてくださるという慰めでした。

 主はきょうも、力なく弱い私たちと共にいてくださいます。「主はみ翼の陰にわたしをいだき、わたしを守ってくださった」。これがわたしの信仰告白です。