2014年5月10日(土)ヘブライ6章 約束を守ると誓う神


神は約束されたものを受け継ぐ人々に、御自分の計画が変わらないものであることを、いっそうはっきり示したいと考え、それを誓いによって保証なさったのです。それは、目指す希望を持ち続けようとして世を逃れて来たわたしたちが、二つの不変の事柄によって力強く励まされるためです。(ヘブライ6:17-18)

 人間同士が約束を交わしても、それが果たされないことがあります。だから人は本当に約束を信じて大丈夫かと不安がります。そこから、神が人の救いのためにお示しになったさまざまな約束と計画に対してすら、人は「本当に実現するのか」と不安をぬぐい去れないことがあるのです。

 神は、そのような人の弱さをよくご存じでした。だからアブラハムに救いの約束をした際には御自身にかけて誓われました(13節、創22章16節)。約束を守れなければ自分の身が裂かれてもよい、という意味で、二つに裂かれた動物の間を通って誓われたこともありました(創15章)。ここまで御自身をかけて約束された神は、愛する独り子を遣わし十字架にかけてまで、救いの約束を果たされました。

 ですから私たちは神の約束に全幅の信頼を置いてよいのです。必ず実現するもの、裏切られることのないものとして、約束の実現を心待ちにしつつ生きていきます。