2014年6月26日(木) ミカ7章 主こそわが光


わたしの敵よ、わたしのことで喜ぶな。
たとえ倒れても、わたしは起き上がる。
たとえ闇の中に座っていても
主こそわが光。(ミカ7:8)

 神は、義なるお方です。罪を放置されることはありません。人びとの罪の現実を完全に暴かれるお方です。人びとのありさまについては2節にこう記されています。「主の慈しみに生きる者はこの国から滅び、人々の中に正しい者はいなくなった。皆、ひそかに人の命をねらい、互いに網で捕らえようとする」。自分の心の現実を嫌というほど知るのです。

 しかし、ミカは、このような現実の中で、「わたしの敵よ、わたしのことで喜ぶな」と語るのです。それはなぜでしょうか。救い主を知っているからです。闇を通るようなことがあったとしても、最後には光である主が人生を守り導いてくださる確信があったのです。

 ミカは農夫でした。木を伐り、開墾し、種を蒔いていました。その生活の中で、彼は、「しかし、わたしは主を仰ぎ、わが救いの神を待つ。わが神は、わたしの願いを聞かれる」と信じていました(7節)。わたしに語りかけて来てくださる神を見出し、そこに光を見たのです。そして、その信仰は共同体の中で、表されます(19節)。個人的に主により頼みながらも、共同体の中で育み育てられて行く、その様な歩みをさせて頂きたいと思います。