2014年11月5日(水) ダニエル6章 異教の王が聖書の神を認めた


「わたしは以下のとおりに定める。この王国全域において、すべての民はダニエルの神を恐れかしこまなければならない。」(ダニエル6:27)

 ダニエルは、バビロニア帝国とそれを滅ぼしたペルシア帝国の二つの帝国に仕えました。それは彼が神の選びの器であったと同時に、人を恐れず、神を畏れる信仰者だったからでありましょう。彼は政務に忠実でしたが、私たちもキリストとその福音がそしられないために、与えられた任務に忠実でありたいと願うものです。その時、信仰が光り、主の御名が輝くことになります。

 さて、先にはネブカドネツァル王の時代に、ダニエルの三人の友人たちが燃え盛る炉の中に投げ込まれましたが、今度はダニエル自身が獅子の洞窟に投げ込まれることになりました。感謝なことは、ダレイオス王自身がダニエルの助かるのを願い、努力してくれたことです。神への信頼と王への忠実が、異教の指導者からの厚意を得させたのでしょう。

 神は、獅子から、そして妬み陥れようとする人びとから、ダニエルを救い出してくださいました。このことによって、ペルシア帝国も、聖書の神こそ生ける真の神であると、公の文書で認めたのです。主の御業はほむべきかな。