2014年12月5日(金) 黙示録8章 神と小羊の怒りの大いなる日


それから、天使が香炉を取り、それに祭壇の火を満たして地上へ投げつけると、雷、さまざまな音、稲妻、地震が起こった。(黙示録8:5)

 恐ろしい「神と小羊の怒りの大いなる日」(6章17節)の到来です。7人の天使が現れ、手に持っていたラッパを吹き鳴らすたびに、次々に災害が加えられます。

 第一の天使がラッパを吹くと、地の三分の一が焼けました。第二には、海の三分の一が血となり、生き物が死にました。第三には、川は苦くなって水は飲めず、多くの人が死にました。第四には、太陽と月と星に異常が現れ、地は暗くなりました。かつて頑なファラオとエジプトに下された神の大災難が思い出されます。

 「三分の一」は、主なる神がギリギリまで悔い改めて神に立ち帰る人を待ち続けておられることをも表しているように思われます。滅ぼすことが目的ではありません。

 また、これに先立ち、半時間の静けさがありました(1節)。その中で天使の香は、「聖なる者たちの祈りに添えて」、「聖なる者たちの祈りと共に」、神に献げられます(3、4節)。天において、地上の神の民の祈りは受け止められています。静けさのなかで、神の耳は祈りに向けられています。その後に、最後のラッパが鳴り響きます。