2014年12月6日(土) 黙示録9章 底なしの淵


いなごは、地の草やどんな青物も、またどんな木も損なってはならないが、ただ、額に神の刻印を押されていない人には害を加えてもよい、と言い渡された。(黙示録9:4)

 第五の天使がラッパを吹くと、天から一つの星が落ち、星は底知れぬ穴(サタンの世界)を開けます。さそりが持っているような力が与えられたいなごが現れ、「額に神の刻印を押されていない人には害を加え」ることが許されます。それは、出エジプトにおいて、柱と鴨居に小羊の血を塗らなかった家に滅びの使者が訪れたことにも似ています。額に刻印を押されている人には、このような害は及ぼされないのです。

 さらに、第六の天使がラッパを吹き鳴らすと、今度はおびただしい数の騎兵が現れ、実に世界の三分の一を殺してしまいました。恐ろしい審判の光景です。

 忘れてはならないのは、恐ろしい裁きやサタンの仕業も、主の御支配の中で行われているということです。この御支配からこぼれ落ちることはありません。人の目から見た時にどんなに恐ろしく見えたとしても、神は決して見捨ててはおられません。そのような時を通しても、神は人が悔い改めることを願っておられることが分かります(20、21節)。