2015年1月2日(金) 2コリント12章 志を新たにして


主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。それゆえ、わたしは…満足しています。なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。(2コリント12:9-10)

 新年を不安や孤独の中で、また悲しみの中で迎えている方もいらっしゃると思います。実はわたし自身も術後の経過観察中の身なので不安や心配があります。けれどもそれだけに、なお生き、生かされていることの幸いと恵みを深く覚えさせられます。

 自ら病を得て、改めて使徒パウロの言葉に思いを寄せました。主はまず「わたしの恵みはあなたに十分である」と言われました。たしかにこれまでの人生の歩みの中で受けてきたさまざまな恵みの事実があります。聖霊による新生と信仰の恵みという点では私たちもパウロと全く同じです。すでに神から受け、体験したもろもろの恵みが、弱さの中にある自分を支えてくれますから、私たちは励まされて確信と希望を証ししたいと思います。

 主はさらに「わたしの力は、弱さのうちに完全に現われる」(新改訳)と約束されました。私たち信仰者にとって、新たな事態の展開、特に試練は、必ず、神ご自身とその力をいっそう深く味わい知る機会とされます。ですから志と決心を新たにし、何事にも前向きに取り組んでいきたいものです。