2015年1月30日(金) ヘブライ12章 天のゴールを目指して


こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。(ヘブライ12:1-2)

 わたしは高校時代、100メートルの短距離ランナーでした。今でもはっきりと覚えているのは、自分の専門外の400メートル走を、初めて走った時のことです。400メートルの第三コーナーに差しかかった時には、足が前に出ない、息もできない。もう倒れてしまいたい、と思いました。陸上部の後輩たちは、「芦田さーん、頑張ってー」と、応援し続けてくれました。ゴールに到着するまで。それで、ゴールできました。多分最下位でしたが。

 私たちが天の御国のゴールに入るまで、いろいろな試練があります。もう信仰のレースを棄権しよう、と思うことがあるかもしれません。自分に与えられている、信仰者であるがゆえの何らかの責任をも、放棄したくなることがあるかもしれません。

 そのような私たちを、無数の信仰の応援者が競技場で応援し続けています。十字架の死に至るまで走り切った主イエスも、伴走して応援してくださっています。「わたしも、あなたの今の苦しみがよく分かる。でも大丈夫。わたしが一緒に走ってあげるから。最後まであなたの手を握っているから」と。