2015年2月17日(火) ヨシュア19章 真の嗣業を見失わずに


以上は、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュアおよびイスラエル諸部族の家長たちが、シロの臨在の幕屋の入り口で、主の前においてくじを引き、受け継いだ嗣業の土地である。土地の割り当ては、こうして終わった。(ヨシュア19:51)

 土地の境界線が定まると、七つの部族の代表たちが主の御前でくじを引き、それぞれの割り当てが決定しました。

 「くじは膝の上に投げるが、ふさわしい定めはすべて主から与えられる」(箴16章33節)。そのくじによって、主の御心を求め、主に従って、その結果を受け止めます。それぞれの部族の人数やさまざまな条件も考慮されていたように見えます。しかし、最終的に、互いの交渉や協議によって決着したわけではありません。主の御心を受け止めて、それぞれが主の御前に静まります。土地の割り当ては、こうして終わりました。

 とはいえ、ここからが本当の始まりでした。割り当てられた土地には、まだ戦い取らなければならないところも、数多く残っていました。また、それらの土地を獲得しても、信仰を守り通すための戦いは続きます。その土地で味わうすべての喜怒哀楽の生活において、神を最終的な嗣業として知ることこそ、彼らの生活でなければなりません。「主はわたしに与えられた分」(詩16編5節)。