2015年4月13日(月) イザヤ20章 裸、はだしで語る預言


主はアモツの子イザヤを通して、命じられた。
「腰から粗布を取り去り、足から履物を脱いで歩け。」
彼はそのとおりにして、裸、はだしで歩き回った。(イザヤ20:2)

 イザヤは当てにならないものに頼らずに、主に頼めと語ってきました。この時の王ヒゼキヤは、ペリシテ、モアブ、エチオピア、エジプトを頼りにしました。これに対してイザヤは、厳しく警告しています。しかも、このために驚くべきことをしました。それが「裸、はだしで三年間歩き回った」というものです。

 これは言葉で言い表すことのできない屈辱的なことでした。イザヤは主なる神のために恥を忍んでこのようなことを行いました。イザヤはなぜこのようなことをしなければならなかったのでしょうか。イザヤは北イスラエル王国の10部族が捕らわれたことを嘆き悲しんでいました。しかし、状況はもはやそれどころではなくなり、イスラエルの残りの者であるユダまでが危機に陥ってしまったのでした。

 けれども、イザヤがここまでしても、人々は神の言葉を聞く耳を持ちませんでした。このようなかたくなさは、決して祝福を受けません。それでも、主なる神は、決してあきらめず、見捨てずに、御子をも十字架につけ、人々を救いへと導こうとされています。