2015年5月28日(木) ヨエル4章 帳尻を合わせる神


わたしは彼らが流した血の復讐をする。
必ず復讐せずにはおかない。
主はシオンに住まわれる。(ヨエル4:21)

 主の日に神は、神の民に対する異邦人の罪に「復讐」をなさいます。神は裁くべき諸国の民に向かって告げるようにヨエルに命じます。「諸国の民にこう呼ばわり、戦いを布告せよ。勇士を奮い立たせ、兵士をことごとく集めて上らせよ」(9節)。ここに見られる「戦いを布告せよ」という言葉は、「戦いを聖別せよ」という意味です。聖別するということは、神のものとするということです。この戦いは、神が臨まれ、正義を果たされるものであります。「復讐」ではありますが、そうまでして、神はこれまでの帳尻を合わせようとなさるのです。

 神の民は救われます。そして、神はご自分の民のこれまでの損失を埋め合わせ、帳尻を合わせてくださいます。この祝福に私たちが与ることができるかどうかは、私たちが神とどのような関係を結ぶのかにかかってきます。

 今、神は私たちに、この御言葉を通して未来に起こる出来事を知らしめてくださっています。それを受け止め、未来に備えるなら、私たちはどのような状況にあっても、神の平和を感じていられるはずです。