2015年6月4日(木) 使徒5章 辱めの喜び


使徒たちを呼び入れて鞭で打ち、イエスの名によって話してはならないと命じたうえ、釈放した。それで使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び、最高法院から出て行き、毎日、神殿の境内や家々で絶えず教え、メシア・イエスについて福音を告げ知らせていた。(使徒5:40-42)

 使徒たちが主イエス・キリストの教えを宣べ伝え、力強いしるしが民衆の間で行われると、民衆は使徒たちを称賛し、多くの人々が主を信じるようになりました。人々が連れて来た病人もすべて癒やされました。それを見ていた大祭司と仲間たちは妬みに燃え、使徒たちに対して迫害を始めるのです。使徒たちはイエスの名によって語ったとの理由で牢に入れられ、鞭で打たれました。彼らはイエスの名によっては二度と話さないように命じられて釈放されます。

 もし私たちもこのような扱いを受けることになったら、どのくらい耐えられるのでしょうか。たちまち落ち込んでしまうのが普通かもしれません。しかし使徒たちは、「イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜」んだと記されています。

 私たちも主イエス・キリストの証しをするとき、キリスト者であることで厳しい経験をすることがあります。そのようなとき、使徒たちのように聖霊のご臨在の中で、すべてをキリストにある喜びの態度で前向きに受け入れることができます。どのような困難をも恐れず、イエス・キリストの真理を語り続けていきましょう。