2015年7月11日(土) 2コリント4章 わたしは落胆しません


だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。(2コリント4:16)

 パウロは、落胆しないと言っています。これは単にパウロだけが落ち込まないと言っているのではありません。パウロは、キリストのために伝道している人物です。キリストのために伝道するというのなら、伝道者だけでなく信徒も同じです。ですから、私たち皆に言われている言葉です。

 伝道生活をしながら、どんな困難があっても落胆しないで、自分に与えられた任務を全うする、ということです。人生において何があっても、キリスト者としての生活を貫き、信仰生活を向上させるということです。

 またパウロは、「外なる人」は衰えても、「内なる人」は日々新たにされると言います。「外なる人」とは、こわれやすい器、やがて死ぬべき身体です。この世のさまざまな苦労・困難・病によって消耗し、やがて朽ちる身体です。「内なる人」とは、主を信じて、聖化される私たちです。

 私たちは、キリストに救われて既に新しくされています。そして日々新しくされています。そのことを信じて、パウロのように己の使命を貫いて生きていきましょう。