2015年8月29日(土) 2テモテ4章 御言葉を宣べ伝えなさい


神の御前で、そして、生きている者と死んだ者を裁くために来られるキリスト・イエスの御前で、その出現とその御国とを思いつつ、厳かに命じます。御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。(2テモテ4:1-2)

 パウロは自分が天に召される時が近づいていることを感じて、テモテへの最後の勧めを続けます。

 そのときのためにも、「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい」と言います。パウロのはっきりとした意思がテモテに語られます。自分に好都合の時も、そうでない時も、伝える相手が受け入れやすい時も、受け入れにくい時にも、どのような状況でも福音を語ることです。

 また、「忍耐強く、十分に教えるのです」とも言います。私たちが福音を伝える時、必ずしも歓迎されるとは限りません。むしろ、敬遠されることが多いかもしれません。しかし、そういう人々に対しても、祈りつつ、聖霊の働きに委ねて、忍耐をもってキリストの福音を語っていく必要があります。

 大切なことは、自分が神から世へと遣わされているキリスト者であるという自覚をもって行動することです。そうすれば、聖霊の働きのうちに、人の心の扉が開かれるのではないでしょうか。折がよくても悪くても、しっかりと御言葉を宣べ伝えましょう。