2015年9月2日(水) サムエル上23章 主の御手に支えられる


サウルは絶え間なくダビデをねらったが、神は彼をサウルの手に渡されなかった。(サムエル上23:14)

 ダビデは民のために戦う王としての志と、御旨を問いそれに従う信仰によって、ペリシテを撃ち、ケイラの住民を救いました。

 しかし、サウルの勢いはなお圧倒的に強く、ケイラの人々もジフの人々も(共にダビデと同じユダ族)、ダビデをサウルに渡そうとしました。ダビデは同族の地域でも間一髪で死を免れるほどの厳しい逃避行を続けました。このダビデを神は捨てられることなく、共におられ、励まし導かれました。

 神は御旨を問う道具であるエフォドをお与えになり、ダビデは時に適って神のご意志を問えるようになりました。逃避行の間には、勢力が増し、神の摂理的な保護が常にありました。親友のヨナタンからの信仰的な励ましにもダビデは力づけられたことでしょう。同族からの裏切りと密告はダビデにとっては大変な苦しみでしたが、主が彼を支えられました。

 今も主は悲しみと悩みの時の支えです。試練の時、逃れる道をも必ず備えてくださるお方です(1コリ10章13節)。主は危機の日にも必ず共にいてくださいます(イザ43章2節)。