2015年9月11日(金) マルコ3章 教会という小舟に乗って


おびただしい群衆が、イエスのしておられることを残らず聞いて、そばに集まって来た。そこで、イエスは弟子たちに小舟を用意してほしいと言われた。群衆に押しつぶされないためである。(マルコ3:8-9)

 主イエスのガリラヤ伝道によって、おびただしい群衆が主イエスのところに集まって来ました。主イエスは群衆に押しつぶされてしまいそうです。人びとの要求はさまざまでした。病気を癒してほしい!汚れた霊どもを追い出してほしい!そこで、主イエスは、押し寄せて来る群衆に押しつぶされないために、弟子たちに用意させた小舟に避難されました。今日の教会は、主イエスが共に乗っておられる小舟にたとえられます。

 ところで、主イエスの弟子とされている私たち一人一人も、この世の人びとのさまざまな要求にさらされています。人びとの悩み苦しみの大きさに押しつぶされてしまいそうです。人びとからの期待に応えられず、自分の無力さを嫌と言うほど思い知らされます。「愛がない!」は、主イエスの弟子にとって一番の殺し文句でしょう。

 しかし、主の日毎に教会の礼拝という小舟が用意されています。礼拝は、主イエスの弟子にとって避難所でもあります。主イエスの御前に避難することで、傷ついた魂に癒しと元気を与えられて、再び、この世に出かけて行きましょう。