2016年2月22日(月) 申命記26章 主により聖なる民へ


主もまた、今日、あなたに誓約された。「既に約束したとおり、あなたは宝の民となり、すべての戒めを守るであろう。造ったあらゆる国民にはるかにまさるものとし、あなたに賛美と名声と誉れを与え、既に約束したとおり、あなたをあなたの神、主の聖なる民にする」と。(申命記26:18-19)

 旧約のイスラエルは特別優れていたわけでなく、「わたしの先祖は、滅びゆく1アラム人」(5節)と言う他ありませんでした。エジプトで奴隷にされてもいました。しかし主はアブラハムを選んで以来、イスラエルを神の民とし、数々の約束を与え、エジプトで虐げられていた状態から解放し、約束通りカナンの地に導かれました。イスラエルの必死の努力ではなく、主の恵みの御手が、イスラエルに乳と蜜の流れる豊かな地を得させてくださったのです。

 ですから、神の民にふさわしく主の掟を守って生きよ、とイスラエルに命じられます。そのとき主は、イスラエルを宝の民、主の聖なる民にする、という後押しをも約束されました。新約の時代もそれは変わりません。「あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています」(フィリ1章6節)。

 私たちも弱く小さな者ですが、主が導き完成に至らせてくださると確信しています。だからこそ「主を自分の神とし、その道に従って歩み、掟と戒めと法を守り、御声に聞き従います」(17節)。