2016年4月28日(木) ヘブライ3章 心をかたくなにせず


それについては、次のように言われています。
「今日、あなたたちが神の声を聞くなら、
神に反抗したときのように、
心をかたくなにしてはならない。」(ヘブライ3:15)

 「わたしたちを造られた方、主の御前にひざまずこう。共にひれ伏し、伏し拝もう。主はわたしたちの神、わたしたちは主の民、主に養われる群れ、御手の内にある羊。今日こそ、主の声に聞き従わなければならない」(詩95編6、7節)。この御言葉が、主日礼拝の招きの言葉として読まれる教会も多いことでしょう。

 礼拝で私たちは、生けるキリストに出会います。その方は圧倒的な方であって、大いなる救いの創始者、万物の支配者なる神の御子であるのだと、ヘブライ書は教え、私たちの心を高く引き上げてくれます。この方を信じ、御前にひざまずき、聞き従う。その低く砕かれた心に、主のやさしい声がしみこみ、命は潤されます。

 しかし、私たちの心はもろく、日々の生活に追われる中で、主を疑い、主を離れ、かたくなになります。荒れ野でぐらぐらに揺れ動いたイスラエルの民の中に、きょうを生きるわたしと同じ姿があります。きょう木曜日、新たな思いで、主イエスを拝み、主の声を聞き、その声に、信頼しなさいと招かれているようです。