2016年5月21日(土) ヨハネ1章 来なさい。そうすれば分かる


イエスは振り返り、彼らが従って来るのを見て、「何を求めているのか」と言われた。…イエスは、「来なさい。そうすれば分かる」と言われた。(ヨハネ1:38-39)

 自分たちの前を歩いておられる主イエスを、じっと見つめながらついていく弟子たちがいました。私たちもまた、主イエスの背を見つめながら、きょうも歩き続けます。主は、私たちのその眼差しに気付いてくださり、立ち止まり、振り向いてくださるのです。

 そして、呼びかけてくださいます。「何を求めているのか」と。主イエスに従いながらも、主のことが分からなくなることがあるかもしれません。そもそも、なぜ、今わたしは主イエスという方について行っているのかさえ分からなくなることがあるのです。

 しかし、主イエスは、言葉にならない私たちの思いを汲み取ってくださいます。「あなたはわたしの何を知りたいのか。わたしに何を求めているのか」と。主は、問いを私たちに投げかけながら、さらにおっしゃいます。「来なさい。そうすれば分かる」と。

 この主イエスのお言葉があるからこそ、安心して主に従うことができます。主に従えば、分かるのです。そして、いつも主に新しく出会えます(41節)。主が私たちの「救い主」であるとはどういうことかを、きょうも教えてくださいます。