2016年5月24日(火) ヨブ33章 私たちのための執り成しと代償


彼は人々の前でたたえて歌うであろう。
「わたしは罪を犯し
正しいことを曲げた。
それはわたしのなすべきことではなかった。
しかし神はわたしの魂を滅亡から救い出された。
わたしは命を得て光を仰ぐ」と。(ヨブ33:27-28)

 エリフは、ヨブに向かって自らの心を率直に語ります。彼は、これまでヨブが語ってきたことを咎めます。そして、激しい苦難を味わう者に、一人の御使いを示します(23節以下)。

 この御使いは、苦難に呻く者のために神に執り成しをしています。また、滅亡に落とさないために、神が支払われた代償を見いだしました。この執り成しと代償によって、苦難に呻いていたこの人は新しくされ、若者よりも健やかにされるというのです。

 私たちにとっての健やかさがここにあります。27〜30節を見ると、この苦しんでいた人は神によって滅亡から救い出されたことを喜び、命の光の輝きに包まれています。そしてこの人はこれまでの罪を悔い改めてもいます。

 このような神との関係こそ、私たちを健やかにするものです。罪人は私たちを神に執り成してくださる方、また私たちの身代わりとなってくださる方を必要としています。私たちにとってその方は、真の仲保者であられ、御自身を献げてくださったイエス・キリストです。この方によって、私たちも命の光の中を歩みます。