2016年7月27日(水) 歴代上19章 良きことを行ってくださる主


「我らの民のため、我らの神の町々のため、雄々しく戦おう。主が良いと思われることを行ってくださるように。」(歴代上19:13)

 ダビデがサウルに追われ、さ迷っていた時、サウルの敵であったアンモン人の王ナハシュは彼をかくまってくれました。その王が亡くなったのでダビデは恩義と弔意を表すため家臣を送りました。ところが、アンモンの高官は疑心暗鬼になり、息子ハヌン王をたきつけ、使者を捕らえ、ひげをそりおとし、衣服も腰から下を切り落として辱めました。

 ダビデの怒りを知ったハヌン王は、銀貨を近隣のアラム軍に贈り、彼等を買収して、戦いに備えました。ダビデの軍司令官ヨアブは、アンモン人の戦線が前方と後方にあることを知り、戦列を二つに分けて待機しました。ヨアブの軍隊が迫るとアラム軍は逃走しました。ところが、ヨルダン川の向こう側にいたアラム軍が出動したので、ダビデは全軍に攻撃命令を出し、ヨルダン川を渡り勝利を収めました。

 こうして全軍一体となって、勝利をおさめた姿は今日の教会においても罪との戦いに打ち勝つ信仰者の姿を彷彿させるものであります。「雄々しく戦おう、主は助けてくださる。」