2016年8月11日(木) フィリピ1章 心に留めている


というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。わたしが、キリスト・イエスの愛の心で、あなたがた一同のことをどれほど思っているかは、神が証ししてくださいます。(フィリピ1:7-8)

 どのようなことでも互いに覚えて祈り合い、すべて分かち合える人がいるのは、実に幸せなことです。また大変な状況に置かれている人びとのことを覚えて祈るときもあります。

 けれども、私たちは相手のことをどれほど思っているでしょうか。パウロはあなたがたのことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めていると語ります。フィリピの教会は、最初の日からパウロと共に、福音のための働きにあずかってきた教会です(5節、4章15節)。主イエス・キリストの福音を伝える働きを共にしてきた同労者であり、主にあって同じ信仰を持っている兄弟姉妹であることを強調しています。このように、パウロは、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めていつも祈っています。その祈りには、キリスト・イエスの愛の心が伴っています(8節)。フィリピの信徒たちのために、いつも喜びをもって祈っています(4節)。

 私たちもパウロのように主にある兄弟姉妹のことを心に留めて祈りましょう。キリスト・イエスの愛の心で、主の恵みに共にあずかる者と思って心に留めましょう。