2016年8月17日(水) 歴代上27章 第一の秩序


イスラエルの子らの数は次のとおりである。家系の長、千人隊と百人隊の長、役人たちは、王に仕えて、一年中どの月も、月ごとに交替する各組のあらゆる事柄に当たった。1組に2万4千人いた。(歴代上27:1)

 ダビデの時代、イスラエルの秩序はとてもよく整えられました。指導者として「家系の長、千人隊と百人隊の長、役人たち」が立てられました。また、彼らは王に仕えて、その職務を担いました。さらに、その指導者の下に、12の組分けがなされ、2万4千人ずつが割り当てられました。さらに、その12の組は、月ごとに責任を分担して担い、無理のない仕方で働きに従事したように見えます。 主の恵みによって、ダビデ王の下で、イスラエルは指揮力が整えられ、さまざまな課題に応じることができるようになりました。

 しかし、ダビデは整った指揮力に依り頼むことはありません。なぜならダビデは神を畏れ、神に信頼する者だったからです。やはり、頼むべき御方は神のみです。「富と栄光は御前にあり、あなたは万物を支配しておられる。…その御手をもっていかなるものでも大いなる者、力ある者となさることができる」(29章12節)。「王の勝利は兵の数によらず、勇士を救うのも力の強さではない」(詩33編16節)。神と心を一つにすること、これこそすべてに先立つ第一の秩序です。