2016年8月24日(水) 歴代下1章 何事でも願うがよい、あなたに与えよう


その夜、神はソロモンに現れて言われた。「何事でも願うがよい、あなたに与えよう。」(歴代下1:7)

 父ダビデに次いで王として即位したソロモンは、ギブオンでイスラエルの全会衆と共に感謝の礼拝をささげます。かつてモーセが造った神の臨在の幕屋がある特別な場所での、1千頭もの焼き尽くす献げ物がささげられるという盛大な礼拝でした。

 その夜、神はソロモンに現れて言われました。「何事でも願うがよい、あなたに与えよう」。そのときソロモンが願ったのは、富や財宝や名誉などではなく、王として民をよく導くための知恵と識見でした。御心に沿うこの願いを主は喜ばれ、もともとの願いである知恵と識見に加え、富と財宝と名誉をもソロモンに与えられました。

 聖書の語るまことの神は、私たちの願いを聞き、それを実現してくださるお方です。イエス・キリストは、「わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう」とはっきりと言われました(ヨハ14章13節)。

 私たちも知恵と識見を祈り求めたいと思います。イエス・キリストという知恵、すべてをこの真の裁き主にお任せする、という識見です。その中で、きょうも主への願いを注ぎ出してみましょう。