2016年10月19日(水) 歴代下33章 主に背く主の証人


彼は苦悩の中で自分の神、主に願い、先祖の神の前に深くへりくだり、祈り求めた。神はその祈りを聞き入れ、願いをかなえられて、再び彼をエルサレムの自分の王国に戻された。こうしてマナセは主が神であることを知った。(歴代下33:12-13)

 マナセは、ヒゼキヤが回復した礼拝を再び汚してしまいました。主の神殿の中に異教の祭壇を築き、主が忌み嫌われることを行いました。預言者の言葉にも彼は耳を貸しませんでした。

 そこで主は、アッシリアを用いられました。マナセを攻め、捕らえ、バビロンへ引いて行かせました。マナセはそこで大きな苦悩を味わい、主の前にへりくだり祈りました。主はマナセの祈りを聞かれ、やがて王国へと帰還させられました。マナセはこうして主を知る者とされたのです。

 主は、マナセに苦悩を与え、その苦悩を通して、悔い改めに導き、そして神を忘れるという悪から救ってくださいました。それは主こそ、ただ一人の神であり、救い主であることを、マナセに悟らせるためでした。主は悪を行ったマナセさえも愛し、主の証し人としてくださいました。

 主は私たちに言われます。「あなたたちはわたしを知り、信じ、理解するであろう、わたしこそ主、わたしの前に神は造られず、わたしの後にも存在しないことを。わたし、わたしが主である。わたしのほかに救い主はない」(イザ43章10、11節)。