2016年10月20日(木) 1ヨハネ4章 神の愛を知り、信じる


わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。
神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。(1ヨハネ4:16)

 神が私たちを愛してくださったので、私たちは、神を愛し、兄弟を愛する者へと変えられました。そのような神に愛されている信仰者について、きょうの聖句の中でこのように書かれています。「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています」。

 私たちは、神を愛することのない者でした。それは私たちが神の愛を知らなかったからです。しかし、ヨハネは、今「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知」っていると語ります。

 神の愛は、その言葉においてだけ、私たちに示されたのではありませんでした。そうではなく、神はご自分の愛を、具体的なかたちにして、私たちに示してくださいました。それが、イエス・キリストを私たちの身代わりにされるということでした。

 キリストによって示された愛を通して、神はご自身が愛なるお方であることを明らかにしてくださったのです。ですから、信仰者は「神の愛を信じています」と告白できます。この世において神の愛を信じるところにこそ、私たちの平安と確かな希望があるのです。