2016年11月20日(日) ネヘミヤ12章 喜び・感謝・賛美


その日、人々は大いなるいけにえを屠り、喜び祝った。神は大いなる喜びをお与えになり、女も子供も共に喜び祝った。エルサレムの喜びの声は遠くまで響いた。(ネヘミヤ12:43)

 城壁の再建は、7章で完成していました。しかし、城壁の完成そのものが目的ではありません。神殿の再建、礼拝の整備、悔い改めと誓約、住まいを定めること、そのようにして、神の民として再出発することこそが目的です。それが整えられてきたからこそ、12章で城壁の奉献の儀式がなされます。

 二つの大きな合唱隊が、城壁の上を左右に分かれて行進します。二つの隊は神殿で合流し、賛美が献げられます。人々はいけにえを屠り、喜び祝います。奉献式の中心は、神が成してくださったことを喜ぶことです。27節は「奉献式と喜び(私訳、新共同訳は「祝典」)を行う」となっています。43節では「喜び」という語が5回(原文)も用いられています。「エルサレムの喜びの声は遠くまで響いた」とあります。神の民たちは、神が成してくださったことを喜び、感謝し、賛美します。それが神の民の姿です。

 きょうも礼拝で、神の成してくださったことを喜び、感謝し、賛美を献げましょう。神がそうさせてくださいます。