2017年2月8日(水) 1テモテ2章 完全な仲保者イエス


神は唯一であり、神と人との間の仲介者も、人であるキリスト・イエスただおひとりなのです。(1テモテ2:5)

 ユダヤ議会で尋問された時、ペトロは主イエスについて敢然と言いました。「ほかのだれによっても、救いは得られません。わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです」(使4章12節)。

 そのとおり、私たちの罪がいかに深くても、罪と永遠の悲惨から救われるために、ほかのどんな宗教指導者も救い主もいりません。父なる神から私たちに与えられたイエス・キリストは唯一完全な救い主だからです。「神は唯一であり、神と人との間の仲介者も、人であるキリスト・イエスただおひとりなのです」。

 問18も「まことの神であると同時にまことのただしい人間でもある、その仲保者とはいったいどなたですか」と問い、「わたしたちの主イエス・キリストです。この方は、完全な贖いと義のために、わたしたちに与えられているお方なのです」と断言します。

 この仲保者イエス・キリストの完全性を、私たちはもっと深く心に刻むべきでしょう。この完全な救い主が、生きるにも死ぬにも、私たちに「あなたはわたしのもの」と断言してくださるのです(ハイデルベルク信仰問答 問1参照)。