2017年2月15日(水) ヨハネ5章 聖書はイエスを証しするもの


「あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。」(ヨハネ5:39)

 ユダヤ人たちは旧約聖書の中に永遠の命があると思って、熱心に旧約聖書を研究しました。しかし、彼らの聖書研究には大きな欠陥がありました。旧約聖書が「永遠の命を与える方」として指し示している主イエスを、受け入れなかったからです。主ご自身が「聖書はわたしについて証しをするものだ」と言われているように、キリストを証言することが聖書の根本的な目的です。人は聖書を用いて、聖書が指し示すイエス・キリストを見上げるのです。そのことをユダヤ人たちはしませんでした。

 今日、私たちは、聖書によってのみ、主イエスを知ることができます。ですから、まことに神が、御言葉において私たちに啓示されたことすべてを真実であると確信する、その確かな認識が必要です。聖書を調べたり研究することは、異教徒にもできます。しかし、旧新約聖書を神の言葉であると信じるということは、イエス・キリストを救い主と信じる者に与えられた特権です。私たちには、聖書の御言葉を理解し信じるために聖霊が与えられています。聖霊なる神の助けの中で御言葉を読み、きょうも新しくキリストに出会うことができるのです。