2017年5月17日(水) ガラテヤ4章 「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊


あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。(ガラテヤ4:6)

 昨日さらりと「イエス・キリストは、聖霊の力を受けて地上を歩まれ、十字架の死を忍ばれ、異邦人も含めすべての民のために立てられ(復活させられ)た」と記しました。

 主イエスは、神の御子です。しかし「軽蔑され、人々に見捨てられ、多くの痛みを負い」、十字架の死に向かわれるときには、御子であるにもかかわらず「この杯をわたしから取りのけてください」と悲痛な祈りを祈られました。「アッバ、父よ」は、この祈りのときの叫びです。この叫びから「しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように」という祈りに変えられていきました。

 「『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊」とは、父の御心に従いとおせるように与えられる神の力のことです。自分の十字架を背負って主に従え、と命じられていますが、これは簡単にできることではありません。しかし「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける」(使1章8節)と言われているとおり、「『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊」に助けられて祈るなら、神は「わたし」を新しく創り変えてくださり、主の言葉に従いとおせる者とされるのです。