2017年6月25日(日) ローマ11章 神の教会


すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。(ローマ11:36)

 教会の歩みこそ、人を通して御業をなさる聖霊の働きを物語っています。

 日本キリスト改革派教会創立70周年記念宣言の序言の中に、「わたしたちが寄り頼むべきは、自らの力でもこの世の力でもなく『わたしはすでに世に勝っている』と仰せになる方の福音の力だからである」、とあります。この70年間の歩みを総括して次の三点を指摘したいと思います。

 第一に、敗戦と焦土の中で神が、創立者たちを起こしてくださったことです。創立者たちには「汝の栄光を仰がしめ給へ」との思い、プロテスタント・改革派教会の伝統を受け継ぐ教会建設の志を与えられました。

 第二に、この70年間、私たちの教会は順風の時には、それを神の恵みと喜びました。他方、試練の時には、神の憐れみにすがり、主イエス・キリストの苦難を思い、涙を流して耐え忍びました。

 第三に、「汝が既に我等の衷に肇め給ひし大いなる聖業を完遂せしめ給へ」と祈り、神によって始められた自律教会(御言葉にのみ立つ教会)建設は、今も途上にあります。

 これらは、まさに御霊なる神による働きなのです。