2017年9月26日(火) エフェソ6章 親と子の関係とは


父親たち、子どもを怒らせてはなりません。主がしつけ諭されるように、育てなさい。(エフェソ6:4)

 十戒の第五戒が望んでいることは、子どもが親に一方的に従うことではありません。親の側には、子どもが喜んで従いたいと思う、尊敬に値する人であることが求められています。ところが、そうありたいと願っていても、子どもをいらだたせることの何と多いことでしょう。

 もちろん、子どものことを思わない親はいないでしょう。「あなたのためを思って」としつけに力が入ります。しかし、一歩立ち止まって考えてみてください。「あなたのためを思って」という言葉に、「わたしの願い」や「わたしの期待」が見え隠れしていませんか。しつけによって子どもが怒るのは、子どもながらにも親の言葉に理不尽さや愛情の無さを感じ取っているからです。

 子どもは親の所有物ではありません。子どもは親とは違う人格を持ち、主から与えられた独自の人生があります。子どもはその養育を主から託された存在です。子どもと共に御言葉から学び、子どもと共に神の御心を祈り求め、子どもと共に夢の実現に向かって歩むことが大切です。神の子である私たちを、神がそのようにしつけ、諭され、育んでくださっているからです。