2017年11月18日(土) ヨハネ14章 主よ、憐れみたまえ


「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」(ヨハネ14:14)

 主イエスは「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう」と言われ、「われらの父よ」(口語訳:マタ6章9節)と呼びかけるようにと教えてくださいました。

 『ハイデルベルク』問121の答には「体と魂に必要なことすべてを期待するため」とあります。「体と魂に必要なこと」は日常的な必要です。日常的な必要であるがゆえに、御心を求めることよりも、自分の要求を身勝手にも祈ってしまいがちです。それに気づくと、反対に、祈ることに躊躇してしまいます。

 しかし、パウロは「わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできない」(ロマ8章39節)と力強く語っています。この愛に励まされます。

 主イエスは「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ」(マタ6章8節)と言ってくださいました。

 このように罪にまみれた私たちですから、一切をご存じの主イエスに私たちの一切をゆだね「主よ、憐れみたまえ」と主イエスの前にひれ伏して「天にましますわれらの父よ」と呼びかけましょう。