2018年3月14日(水) 創世記15章 信仰義認


主の言葉があった。「…あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」
主は彼を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。…あなたの子孫はこのようになる。」
アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。(創世記15:4-6)

 財産の祝福を主に委ねたアブラムは、子孫の祝福をも主に委ねるように促されます。不妊の妻サライとの間に子どもができる可能性がないなかで、大いなる国民になるという約束を信じ、アブラムは旅立ちました。アブラムはこの矛盾に関して、自分なりの回答を用意したのですが、主はあくまでもアブラムとサライから子どもが生まれる、と約束なさいました。

 アブラムは、約束を確かめる術を何一つもたずに、主が語られたということのみを根拠として、主の約束を信じました。主が、約束と現実の間の葛藤に苦しむアブラムに語りかけ励ましてくださったからこそ、アブラムは約束してくださった主ご自身を信じることができました。

 主は、この信仰を彼の義と認め、「アブラムと契約を結んで」くださいます(18節)。義と認めるとは、神がアブラムを神との契約のパートナーとして認める、ということです。神は、約束を信じる者と共に歩んでくださいます。

 神が真剣に語られるとき、私たちは真摯に聞きます。私たちは約束を信じて義とされ、キリストに結ばれ、契約の民として歩みます。