2018年5月14日(月) イザヤ46章 救いをもたらす生ける神


わたしの恵みの業を、わたしは近く成し遂げる。
もはや遠くはない。
わたしは遅れることなく救いをもたらす。
わたしはシオンに救いを
イスラエルにわたしの輝きを与えることにした。(イザヤ46:13)

 イザヤ書の後半では、何度も偶像について取り上げられています。「背く者よ、反省せよ」と呼びかけられるように、偶像のことは決して侮れない問題なのです(8節)。

 二つのことによって、まことの神が示されています。一つは、人間によって担がれなければならない偶像と、人間を担ってくださる主との対比です。偶像は担がれなければ動くことができません。しかし主は、生まれた時から白髪になるまで人を担ってくださるお方です(3、4節)。

 もう一つは、主が計画されたことは必ず実現するということです。しかもその計画は恵みの御業であり、救いの計画です。神の民は、出エジプトをはじめとして、すでにそれを十分に経験してきました。主なる神はあらためて、ご自身の恵みの御業を遅れることなく成し遂げると約束しておられます。

 そのご計画どおり、主イエス・キリストによって神の救いの御業が成し遂げられました。主が生きて働いておられるという、これ以上の証拠があるでしょうか。もはや、ここから離れることはできません。主は今も、私たちを担ってくださっています。