2018年5月18日(金) イザヤ50章 主に信頼する


お前たちのうちにいるであろうか
主を畏れ、主の僕の声に聞き従う者が。
闇の中を歩くときも、光のないときも
主の御名に信頼し、その神を支えとする者が。(イザヤ50:10)

 神とイスラエルの民の関係が悪化したのは、民が神の言葉に応答しなかったからです。民は、神には救い出す力がないとでも思ったのでしょうか。それに対して神は、ご自身の成し遂げた出エジプトの出来事を示して、なぜ応えないのかと追及されました。

 神は、ご自分の言葉をご自身の僕に託します。僕は忠実に託された言葉を語りますが、不信の民はかえって僕を侮辱します。「ひげを抜こうとする」(6節)ことは、当時、最大の侮辱でした。しかし、僕はひるむことなく、神の言葉を語り続けます。

 実に、この僕の語る神の言葉に聞き従うことこそが救いであり、幸いなのです。神の言葉を拒み、自分勝手な考えで歩むならば、それは苦悩につながります。「苦悩のうちに横たわるであろう」と、警告されるのです(11節)。

 この僕の姿は、主イエス・キリストを指し示しています。今や、主イエスの声に聞き従わなければなりません。「お前たちのうちにいるであろうか、…主の御名に信頼し、その神を支えとする者が」と言って、主なる神は、主に信頼して聞き従うことへと私たちを招いておられます。