2018年5月23日(水) イザヤ54章 神の契約は揺らぐことがない


山が移り、丘が揺らぐこともあろう。
しかし、わたしの慈しみはあなたから移らず
わたしの結ぶ平和の契約が揺らぐことはないと
あなたを憐れむ主は言われる。(イザヤ54:10)

 イスラエルは神に背いたため、神に捨てられた状態になりました。その状態が、夫に捨てられた女、また不妊の女にたとえられています。しかし、そのままで終わってしまうことはありません。

 「ひととき、激しく怒って顔をあなたから隠したが、とこしえの慈しみをもってあなたを憐れむと、あなたを贖う主は言われる」(8節)。神ご自身がイスラエルを贖い、回復してくださるのです。

 今日の神の民である私たちも、イスラエルのように神に背いて、神の裁きを受けることがあるかもしれません。けれども、主なる神が神の民を見捨てることは決してありません。なぜなら、神の民に対する契約は、たとえ山が移るようなことがあったとしても、決して揺らぐことはないからです。「わたしの結ぶ平和の契約が揺らぐことはない」と、神は約束しておられます。

 神の契約は、人間の側の確かさや努力によるのではなく、神の側の契約に対する真実に支えられて、確かです。それゆえ、「平和の契約」と呼ばれます。神の契約の真実に信頼して、私たちは平安でいられるのです。なんと感謝なことでしょうか。