2018年9月29日(土) ルカ12章 目を覚ましている僕


「あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」(ルカ12:40)

 主人の帰りを待つ僕には「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい」と命じられています(35節)。これが「目を覚ましている」ということです。当時のユダヤ人の服は裾の長い物でしたので、活発に動くときには腰に帯をして裾を挟み、足元をすっきりさせて動きました。動けるように備えていたのです。

 私たちも主イエスがいつ帰ってこられてもよいように常に目を覚ましていましょう。御言葉の光に照らされつつ、主イエスのご命令に従って福音宣教の業のために活発に体を動かしましょう。直接、伝道をすることはもちろんのこと、それぞれの仕方でそれぞれの置かれた場所に「神の国」が来るように仕えるということが求められています。それは改革派教会の創立宣言の主張の第1点である「有神的人生観・世界観」が教えていることでもあります。

 私たちはどのような場所でも、どのような領域においても、イエス・キリストの神を信じる者として、そこに神の栄光が現れるように仕えることが求められています。それが目を覚まして、腰に帯を締め、ともし火をともして主人の帰りを待つ僕の姿なのです。