2023年6月19日(月) イザヤ6章 このようなわたしを召してくださる主


彼はわたしの口に火を触れさせて言った。
「見よ、これがあなたの唇に触れたので
あなたの咎は取り去られ、罪は赦された。」(イザヤ6:7)

 6章では、イザヤの召命の場面が描かれ、あらためてイザヤの預言者としての使命が語られます。

 彼は幻の中で主なる神の神殿にいます。そこは主の栄光と威厳が満ち、彼は戸惑って災いだと告げます。彼は自らの罪に汚れた姿を自覚したのでした。

 そのような彼に主の使いが飛んできて、彼の口に燃える炭火を触れさせ、あなたの咎は消され、罪は赦されたと告げます。その上で主は、誰を主に代わってご自分の民に遣わすべきかと問われました。彼は答えます、「わたしを遣わしてください」と。それまで自分の罪と汚れに戸惑っていたイザヤでしたが、自分の清さや力や誠実さではなく、主がこのわたしを清め、力づけてくださったゆえに、そして主が誠実であるゆえに、この務めに献身することを願ったのでした。

 主の御用をなす者に必要なのは、自らの無力さや罪深さ、不誠実さを自覚することです。そして、このようなわたしを主が召してくださったゆえに、主の力によって、主の清さによって、主の誠実さによって御用をなしていくことを決意する者こそ、主が用いられる器となるのです。すべての教会に、主の御用をなすすべての者にきょうも主は告げておられます、「行け、わたしが遣わす」と。

 【祈り】 主なる神よ。罪深く弱いわたしですが、罪赦され力を与えて、きょうも世に遣わしてください。