2006年11月5日(日)命のある限り(詩編146:2)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第146編2節の言葉です。

「命のある限り、わたしは主を賛美し 長らえる限り わたしの神にほめ歌をうたおう。」

一生涯、何かに熱中できるものがあるということは、素晴らしいことです。ラジオを聴いてくださっているあなたはどんなことに生涯の熱意を注いでいらっしゃるでしょうか。

きょうの詩編の作者は聖書の神を賛美し、ほめたたえることに生涯を尽くそうとしています。いきなりそんなことを言われてもぴんとこないかもしれません。そんなことに熱中できる理由があるなら、ぜひその理由を知りたいと思うのは当然です。
この詩編はこんな言葉で結ばれます。
「主はとこしえに王。 シオンよ、あなたの神は代々に王。 ハレルヤ。」
王であるがゆえに賛美はふさわしいと言うことなのでしょう。もちろん問題は神がどんな王であるかということです。この詩編の作者は歌います。
「主は寄留の民を守り みなしごとやもめを励まされる。 しかし主は、逆らう者の道をくつがえされる」

聖書の神は身寄りのない者や弱い者と共にいてくださる王なのです。権力者が弱い者を切り捨てる時も、聖書の神は弱い者と共にいてくださるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。