2006年12月17日(日)主に告白しよう(詩編32:5)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第32編5節の言葉です。

「わたしは罪をあなたに示し 咎を隠しませんでした。 わたしは言いました 『主にわたしの背きを告白しよう』と。 そのとき、あなたはわたしの罪と過ちを 赦してくださいました。」

きょうの詩編は悔い改めの詩編の一つとして知られる有名な詩編です。「いかに幸いなことでしょう」と冒頭で歌われています。「いかに幸いなことでしょう」と歌いだす詩編は他にもいくつか知られています。しかし、そのほとんどは神を畏れる者の幸いであったり、神の律法を守る者の幸いであったりします。
ところが、きょうの詩編は神の律法を踏み外した者が、その罪を赦される幸いを歌い上げているのです。
この詩編の作者は自分の罪を黙し続けて心の痛みに耐えかねます。そこですべてをご存知である神の前に自分の罪を洗いざらい告白しようと決心します。そのとき、神の豊かな赦しを確信したのです。

さて、キリスト教会の暦の上では、きょうはアドベントの第三の日曜日です。アドベントとは救い主の来臨を覚える期間です。救い主をお迎えするのにふさわしい心、それは罪を悔い改める心です。罪を犯さない人は一人もいません。だからこそ救い主イエス・キリストを心にお迎えするために罪を心から悔い改めることが大切なのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。