2006年12月24日(日)救いの御業は果たされた(詩編98:1)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第98編1節の言葉です。

「新しい歌を主に向かって歌え。 主は驚くべき御業を成し遂げられた。 右の御手、聖なる御腕によって 主は救いの御業を果たされた。」

きょうはクリスマスの前日です。クリスマスというのは神の子イエス・キリストがこの世にお生まれになったことを記念する日です。この救い主の働きについて、新約聖書のマタイによる福音書は「この子は自分の民を罪から救う」と記しています。

クリスチャンにとって旧約聖書はこの神の子イエス・キリストの誕生に至るまでの神の救いの歴史です。神は大いなる御手をもってイスラエルを助け、導き、キリスト誕生の備えをさせました。旧約聖書の歴史を学ぶときに、救いを成し遂げて下さる神の大きな力を学ぶことができます。また旧約聖書を読むときに、この力強い神が開いて下さる未来への展望が与えられます。
きょう取り上げた詩編98編は、やがて来られる救いの神への希望の言葉で結ばれています。主である神は地を公平に裁くためにやってきます。その救いの希望こそ、神はイエス・キリストを通して成就してくださったのです。
「新しい歌を主に向かって歌え。 主は驚くべき御業を成し遂げられた。 右の御手、聖なる御腕によって 主は救いの御業を果たされた。」
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。