2007年4月29日(日)神のまことは大盾、小盾(詩編91:4)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第91編4節の言葉です。

「神は羽をもってあなたを覆い 翼の下にかばってくださる。 神のまことは大盾、小盾」

自分で自分の身を守るというのは、世の中を生きていく上で知っておくべき大切な原則でしょう。とても残念なことかもしれませんが、世知辛い世の中、誰かが自分を守ってくれると思っていたのでは、とんでもない痛手を負うことがあります。そんなことを原則として教えなければならない罪深い世の中は、残念としか言いようがありません。けれども、それが現実なのです。
しかし、いくら自分の身を自分で守るといっても限界があります。人間は万能ではありません。自分の身を守るための緊張を24時間緩めないでいることは無理なことです。どこかで緊張の糸を緩め、心安らいでくつろぐことを人は求めているのです。守られているという安心感をどこかに得ようと努めているのです。

きょうの詩編の作者は言います。
「神は羽をもってあなたを覆い 翼の下にかばってくださる。 神のまことは大盾、小盾」
雌鳥が雛鳥をかばうように、神はあなたを覆い守ってくださいます。飛び来る矢を跳ね除ける盾のように、神のまことがあなたを守っているのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。