2007年10月14日(日)主こそ王(詩編93:1)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第93編1節の言葉です。

「主こそ王。 威厳を衣とし 力を衣とし、身に帯びられる。 世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない」

旧約聖書の詩編には「主こそ王」という言葉で始まる詩編がいくつかあります。旧約聖書の時代のイスラエルには現実に王が君臨し、国を治めていた時代がありました。しかし、それでも、主なる神こそがまことの王であるという信仰は揺らぐことはありません。いえ、地上の王は神から統治権を委ねられた者にすぎません。神こそがまことの支配者で、世界を正しく統治するお方なのです。
まことの王である神は、威厳と力を衣として身に帯びていらっしゃるお方です。神が威厳と力をもって世界を治めてくださっているからこそ、世界は固く据えられ、決して揺らぐことはないのです。

確かに現実の世界は変化の多い世界です。この世の支配者は興ってはまた消える儚い存在です。支配者が交代するたびに政治も経済も揺れ動いてしまうこともあります。その荒波に翻弄されて生きているのが多くの人間です。
しかし、永遠の昔から王である神に信頼して生きるときに、「世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない」と平安な思いで生きることができるのです。

それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。